1人が綺麗好きでも、残り3人がそうではなかったら4人部屋は綺麗にならない
学び
「1人が綺麗好きでも、残り3人はそうではなかったら4人部屋は綺麗にならない」
こんなにいい例えはあるのだろうか。同じタイミングで中途入社された社員さんに1on1で言われた言葉。彼女はドキュメントを作成したり管理するのがものすごい強いイメージで、最近チームのために自分もドキュメントをまとめることが多いので1on1を1時間前に突っ込んで急遽ドキュメント管理の背景についてざっくばらんに聞いた。
そもそもなんでドキュメントをそんなに厳しく管理したり自動化したりしてるんですかと聞いた。彼女は
「チーム開発だからですね。エンジニアの世界っていくら強くて美しいコードを書ける人がチームに1人いても、他の人たちも同じ場所でコードを書いたりそのコードを丸ごと新しく書き換えることもザラにあるので、その人1人がいたところで美しさは担保されないんですよね。
例えば4人部屋において、1人が綺麗好きでも、残り3人はそうではなかったら4人部屋は綺麗にならないのと同じです。チーム開発もそれと同じだと思っていて、誰かがルールや思想を持って開発・運用しているなら、それをドキュメント化して残しておかないと、その人の考えた時間や思想は無駄になり、そのチームはカオスなことをしていることになります」
これがめちゃくちゃわかりやすかったし、意図がはっきりしていた。
他にも、「ドキュメントを書くときはドキュメントの背景と目的をはっきり書いて読者のインプットとアウトプットを加速させる」というのも納得がいった。
一番驚いたことは、彼女が意識していることは最終的に全て、「他のエンジニアが気持ちよく仕事をできる・コードを書けるようにする」を目的に、設計や自動化に興味を持ち、実際にそれを実践しているらしい。彼女曰く、それはプロダクトに直接的な価値は届かないのでそれが悩みと言っていたが、まさに「強みを持って結集する」の一人として、ものすごい価値があることを最後伝えた。笑
ただただ技術が好き、承認欲求ではなくて、「チームのため」「誰かのため」のような、外に向けたエネルギーからそういう考えが生まれていてかつそれを実践しているのが、ものすごい綺麗で素敵な考え方だと思った。
仕事中なので記憶がなくなるうちに取り急ぎで書いておいた
これあとで読む
https://gfngfn.github.io/ja/posts/2022-06-18-be-a-documentation-geek/