起業プログラムに参加した感想

夏休み起業プログラムに参加していました

 AIを使った短期間起業プログラムがあったので参加してみました。ビジネスにAIを活用する知見が欲しかったのと、学生資格を持っているのは今年までだったから、せっかくならやってみようという軽い気持ちで、です。チーム編成から発表まで3週間ちょいくらいで、いろいろアポイントメントを取り、ビジネスプランを何度もブラッシュアップしてがんばりました。

 結果的にこのプログラムでは入賞することができませんでしたが、チームで行った調査から確かに需要があるということを見込んでいるので、何かしらの形で再スタートを切りたいよねという話をしています。起業における法的手続きは昨年の私の研究内容も活かせそうですし、なんでも学んでみるもんですね。

2回絶望した

  • 周りと自分の差にビビる
     500人以上の応募者からチームを編成できるのは100人までで、その選考に通ったので「自分って少しはすごいのかも!」と思っていたのですが、チームメンバーの事業案のクオリティの高さにビックリしました。働きながら参加している社会人学生もいて、「自分って…何…?」となってしまい苦しかった。

  • 既存企業の知財権利の問題で、データにアクセスできない
     2週間以上取り組んでいたソリューションが権利的に実現できないことが確定したのでガッカリでした。元々「できないかも」→「できるかもしれないっぽい」という経路を辿っていたことも含めてショックだった。路線変更を余儀なくされました。

得た視座

  • 自分が提供できるvalueはなにか考える
     長期インターンでの開発経験があるメンバーが技術構成を考えたり、専攻と事業内容が近いチームメンバーがつながりのある専門家や社会人に連絡している中、自分に何ができるのかを考えました。影響するガイドラインの照会先にメールを送ったり、自分のゼミの教授に相談したりなど、”何もやっていない自分”でなくなるように努力しました。

  • (収益を目指すのであれば)なぜ事業化されていないかを考える
     本当に企業にスピード感の問題なのか?人件費や開発後の運用も含めて実現コストと収益は釣り合っているのか?toCであれば(一般的な広告では他と差別化が難しいが)どのように広めるのか?ターゲットの期待感はどれほどなのか?実現できるのであれば、後継企業とどう差をつけるのか……など。単に「有意義だから」ではお金にならないとわかりました。

  • 学生起業の優位性は「価値があるかもしれないことに早く動ける」こと
     学生の優位性は時間があること・必ず結果を残す必要はない(あくまで出資をされる前の段階までで、お金がかかれば当然相応の責任が求めれる)・どこにも正式に所属していないけど身分を保証されていることだと思います。

    • 会社に所属していれば、給料が発生している分確証がでるまではなかなか動きにくい。全く新しくて専門家も少ない分野なら、どういう風に評価をするのか・活用するのかが難しく、利益につながるかわからない段階で人を雇うのはリスクになる。

    • 学生であるから企業も相談を受け入れてくれる部分がある。

    • 学生だからこそできることは多くて、残りの日数を納得できるよう有意義に過ごしていこうと気持ちが改まりました。

  • 早く連絡・早く返信・積極的な提案・密な意見交換
     新しいことをやるうえで遅いと勝てないから

とりあえず卒業までの時間を活かして頑張れることは頑張るぞ~!!!!!!!

 実際に起業した知り合いや何か考えている人いたら話しかけてください!!!!!!!!!!!!!!!!!


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taroimo

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