研究報告 No.1 どう進めたか

振り返り

丸1週間以上かけて取り組んでいた研究報告資料の作成に関して、時系列に沿ってまとめました。

長文ですが、私の研究室に所属する人には参考になると思います。

ただ、こんなに大変なのは初回の研究報告だけです!(きっと)

まぁ研究報告当日には教授から詰められるので、その対策もしなきゃなんですけどね、、

私以外のメンバーもこれから書くような感じで過ごしていたと思います(もっと切羽詰まってたかも)


以下、4/28~5/10までの動きをまとめました

4/28(月) 4/29(火)

  • 同じ日に研究報告をする他のメンバー3人が研究報告の資料作成に着手し始める

  • 焦ったけど、研究報告に載せたい実験を進めきった後に資料作成を始めたかったので、実験を優先した

  • [良かった点] 周りがやっているからと言って焦って始めなくてよかった。実験やり切ってからじゃないとずっと頭の端っこに「実験もやらなきゃ」という思いが残っていて集中しきれなかったと思う

4/30(水)

  • 研究報告着手

  • [良かった点] 前日にUSBを買って、研究室のパソコンにあるwordファイルやNMR、論文等のデータを全て自分のPCに移して、自分のPCでできることは研究室の外でもできる環境を整えた。

  • [問題点] 研究室を出たすぐ目の前のところで作業していると研究室の人によく話しかけられて集中ができなかった。

  • [やったこと] Chemdrowを使って自分のテーマに関わる化合物の構造を全部作った気がする。Chemdrow楽しい。これは研究室内のPCでしかできない。研究室の外で作業したときはほっとんど進まなかった!(まじで永遠話しかけられた)

5/1(木)

  • [良かった点] 研究室から少し離れた場所で1人で作業ができた。集中できたし、外の景色も見れて目にも良かった。

  • [微妙な点] 環境が良すぎて落ち着きすぎてスピード感はなかった。でもとても心地よく作業ができたからよい。あとは他の研究室の人に話しかけられて1時間くらい話してしまった。楽しかったけど不覚にも時間がとられた。

  • [やったこと] 2,3時間くらいかけて1実験の実験方法を書いた。想像以上に時間がかかった

5/2(金)

  • [やったこと] ひたすら研究報告。実験方法3つ全て完成させた記憶。

5/3(土) 13:00~21:00

  • ゴールデンウィークで休みだけど研究報告を進めないとまずいと思い大学へ行く(先輩がいないと休日は研究室で実験できない)

  • [やったこと] TLCが複雑すぎて、PCで作成した模式的なTLCの図ではなく生のTLCの写真を掲載するために、溶媒を使ってTLCを上げ直した。NMRも貼り始めた。14個中2,3個まで貼った

  • [やったこと2] 先生にひたすら質問をした。このNMRから分かる構造はなにか。なぜ私のこの実験は上手くいかなかったのか。今後の方針として、どんな実験を進めるべきか。などなど

  • [良かったこと] 休日に先生を独り占めして研究に関しての質問をしまくったこと。ここの時間が後の資料作成時間の時短になった

5/6(火) 12:00~17:00

  • ゴールデンウィークだけど行った(院生含め6人くらいいた)

  • [やったこと] ただひたすらにNMRを貼った(これが時間かかる)。14個中6個まで貼った

5/7(水)

  • [やったこと] 吐きそうになりながらひたすらNMRを貼った(本当に時間かかる)。トリミングしないといけない。しかも私は量が多かった。14個中9個まで貼った

  • ずっとパソコンを占領してた。それでも貼りきれなかった。貼りきれなかった分は次の日貼った(5/8に14枚全部貼り終わった)

5/8(木)

  • 先輩に資料を確認してもらった(16時とか)

  • [やったこと] 貼ったNMRに対して、化合物のどの構造のどのHが対応してるかを記載した。それぞれに「〇〇だった。」「構造不明の化合物だった。」「原料だった。」などを書いた

  • [教えてもらったこと] 結論の書き方、参考文献の書き方、文献の探し方、今後の予定に関してのアドバイス

5/9(金)

  • [やったこと] 今後の予定の参考文献を探し、Chemdrowで構造を作成して貼った。実験項を書いた。抜けていたNMRと構造式の対応をさせた。TLCの詳細を書いた

5/10(土)

  • 助教に提出!(添削が返ってきます)

  • [やったこと] ピークが割れていて報告資料を載せれなかったNMRをとりなおして載せ直した

あとはちょっと修正して自分の実験を振り返って、13日(火)の当日を待つだけ〜


資料作成で書くことまとめ

  • 自分の研究テーマの内容を1,2ページにまとめて書く

    • これは貰ったテーマの資料をほぼコピペで、初めての報告で書いちゃえば次回からは本当にコピペ

  • この1ヶ月でやった概要である『今回の報告内容』を書く

  • 1つひとつの『実験内容』を書く

    • 反応式・構造式、参考文献、実験操作、TLCなどなど

  • 全てのNMRを貼り、どのピークが化合物のどのHに該当するかを示す

  • 『今後の予定』を書く

  • 次の研究報告までにやる反応を2,3反応示す

気づいたこと

  • どれだけ早く資料作成を書き始めるかが重要ではない

  • 大事なのは『日々の実験でやったこと考えたことを把握し、いつでも引き出せる状態にしておくこと』だと思う。私はノートをぜんっぶ書き記してる(忘れちゃうから)。参考までに以下の感じのことです

    • どんな操作をどのくらいの時間行ったのか

    • 化合物の見た目

    • (粗)収量・(粗)収率の計算結果

    • 操作ミスったらそれも記す

  • 日々の研究を理解して進めてる人 or 分からなくても先生や先輩に聞きまくってそれを記憶してる人 ほど早く研究報告が終わる

まとめ

  • やったこと考えたことは全部ノートに記す

    • それが研究報告の資料作成に大いに役立ち、それ以前に自分の研究テーマや化学実験の理解を深めることができる

  • NMRは丁寧に解析して印刷し、どのピークがなにに対応しているかをその時間に把握し、メモをしておく

    • これやっているだけで研究報告作る時間は3割くらい削減できる

  • 資料作成ではChemdrowとNMRを貼るのが研究室のPCでしかできないので、時間をみつけてちょこちょこ貼っていくのがおすすめ

最後に最大の注意点

研究室のPCはすぐ落ちる。定期的に手動で保存(ctrl+C)をしておかないと作ったものが無慈悲に消えてしまう。これでメンバーが何回泣いてるか分からないので、作成したものが消えていないかは本当に逐一チェックする

(これは来年うちの研究室入る人のためにもなればと思ってリフティに書き残してます)


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